必修化でもう迷わない!中学生のプログラミング
「うちの子、プログラミング何から始めれば…?」そんな不安、この記事で丸ごと解決。
中学校の授業で“何を学ぶのか”、家庭では“どう進めるのか”、無料教材から言語選び、30日で作品を出す計画まで、迷いを具体的な行動に変える手順をまとめました。
今日から一歩、軽く踏み出せます。( 文部科学省 侍エンジニア)
1. 中学生のプログラミング教育の今
1-1. 必修化の背景と目的(学習指導要領の要点)
1-1-1 なぜ今、プログラミング?
スマホやゲーム、家の家電まで、世の中はコンピュータで動いています。
学校では「問題を見つける → 計画 → 作る → 試して直す」という考え方を身につけるために、**技術・家庭科の「D 情報の技術」**でプログラミングを学びます。
これは国の学習指導要領で決まっています。 (文部科学省)
1-1-2 何を身につけるの?
ポイントは3つです。
- 情報の技術が社会でどう役立つかを知る
- ネットを使った双方向のコンテンツ(入力に反応して動く作品)を作る
- センサーなどを使った計測・制御を体験する
これらは公式の整理でも示されています。 (文部科学省)
1-1-3 家庭学習へのヒント
家では「小さく作って、すぐ試す」がコツ。
ミニゲームやアンケートページなど、短時間で動くものから始めると、学校の学びともつながります。
双方向コンテンツや計測・制御の考え方は、家庭でも応用しやすいです。 (文部科学省)
1-2. 授業で扱う内容「D 情報の技術」(何を学ぶ?)
1-2-1 双方向コンテンツってなに?
ボタンを押すと画面が変わる、入力すると結果が返るなど、やりとりがある作品のこと。
ネットを使った仕組みで、問題を解決する流れを学びます。 (文部科学省)
1-2-2 計測・制御ってなに?
**センサーの値を読み取り(計測)→ プログラムで判断 → LEDやモーターを動かす(制御)**学びです。
たとえば「暗くなったらライトを点ける」など、生活の中の仕組みに近い体験ができます。 (文部科学省)
1-2-3 情報モラルも大切
作品を公開するときは、著作権や個人情報に注意します。
学校の資料でも、情報の扱い方を重視しています。 (文部科学省)
2. まず何から?30日で初作品ロードマップ
2-1. 1週目:Scratchで“動く”“当たる”を体験
2-1-1 ゴール
1週間で、動く → 当たる → スコアまで入った、シンプルなゲームを1本完成させます。
Scratchは無料で、ブラウザだけで始められます。 (コエテコ)
2-1-2 手順
- 公式の入門や動画で基本操作を確認
- 矢印キーでキャラを動かす
- 当たり判定で音やゲームオーバー
- スコアや難易度を追加
チュートリアルや公式動画が役立ちます。 (YouTube)
2-1-3 コツ
毎回の終わりに、**「今日やったこと/うまくいかないこと/次に直すこと」**を3行メモ。
次回のスタートが楽になります。
2-2. 2〜3週目:HTML/CSS → JavaScriptでWebに触れる
2-2-1 ゴール
自己紹介+作品リンク集の1ページサイトを作ります。
ボタンや入力に**ちょっとした動き(JS)**を入れて、双方向の体験にします。
学習サイトの入門でOKです。 (Progate, ドットインストール)
2-2-2 手順
- HTML/CSSの超入門で骨組みと見た目
- JavaScript入門でクリックや入力に反応
- 作品リンクを並べ、文字サイズや余白で見やすく調整
(行き詰まったら、検索やQ&Aを使ってOK)
2-2-3 公開してみよう
GitHub Pagesなら、無料でサイトを公開できます。
リポジトリから直接Webサイトを作る仕組みが公式にあります。
公開して感想をもらい、直していきましょう。 (GitHub Docs)
2-3. 4週目:Pythonで「生活に役立つ」ミニ自動化
2-3-1 ゴール
身近な作業を楽にする短いスクリプトを1本作ります。
例:ファイル名の一括変更、点数の平均を出す、など。
2-3-2 学び方
はじめはブラウザやノートブック型の環境(インストール不要の学習サイト)を使うと安心。
基本文法を覚えたら、すぐ身近な作業で試しましょう。 (Progate)
2-3-3 次の一歩
表データの処理やWebから情報を取る練習に進むと、できることが増えます。
迷ったら、入門コースをもう1本こなして、手を動かす時間を増やしましょう。 (Progate)
3. 言語選び:目的別おすすめ
3-1. ゲーム制作なら Scratch / JavaScript
3-1-1 まずはScratch
ブロックをつなぐだけでゲームが作れます。動く楽しさがすぐ分かるので、やる気が続きます。 (コエテコ)
3-1-2 次にJavaScript(p5.jsなど)
p5.jsは、絵や動きを作りながらコードに慣れられる、初心者にやさしいライブラリです。
ブラウザで動くので、公開もしやすいです。 (p5.js)
3-2. 汎用性と読みやすさなら Python
3-2-1 できることが広い
データ処理、簡単な自動化、AIの基礎まで幅広く使われています。
文法が読みやすいので、次のステップにもつながります。
3-2-2 最初の一歩
「標準の機能だけで作る便利ツール」を1本。家で実際に使うと、効果が実感できます。
学習サイトの入門を活用しましょう。 (Progate)
3-3. サイト作りなら HTML/CSS+JavaScript
3-3-1 目的があると続く
自己紹介、部活紹介、文化祭サイトなど、見せたい相手や締め切りがあると、続けやすいです。
3-3-2 最低限これだけ
HTML(骨組み)+CSS(見た目)+JS(動き)の3点セット。
完成したらGitHub Pagesで公開して、感想を集めましょう。 (GitHub Docs)
4. 学び方:独学・学習サイト・教室の使い分け
4-1. 無料で始めるならこのサイト
4-1-1 まず試す(3つ+α)
- Scratch:無料・ブラウザ完結・共有もできる。 (コエテコ)
- Hour of Code:1時間で体験できる入門。多数のアクティビティがあります。 (Code.org)
- Progate / ドットインストール:短いレッスンで基礎をならえる入門サイト。 (Progate, ドットインストール)
4-1-2 続けるコツ
1教材を最後まで → 作品にして公開 → 感想で直す。同時に多教材へ広げすぎないのがポイントです。
4-2. 有料を使う基準と選び方
4-2-1 有料に切り替えるサイン
「もっと説明がほしい/質問に答えてほしい/難しいことに挑戦したい」と感じたら、有料教材や講座の検討タイミングです。
4-2-2 選ぶポイント
課題が具体的か、質問の返事が早いか、作品づくりまで導く設計か。
体験版や無料期間で相性チェックを。
4-3. 教室/オンラインスクールの見極め方
4-3-1 合う教室の条件
体験授業で、自分の手を動かす時間が多いかを確認。
家でも続けられる課題が出るとベスト。
4-3-2 費用と安全
契約は月額・回数・解約条件を家族で共有。オンラインなら、保護者アカウントやルールの有無も確認しましょう。
5. 学校の授業と家庭学習をつなぐ
5-1. 授業テーマ「双方向コンテンツ」と家庭の補強
5-1-1 家庭でできる強化メニュー
例としてアンケートWebページを作り、
(1) 入力チェックで間違いを減らす
(2) 送信前に確認画面
(3) 結果をグラフで表示
の3つを改善。
使いやすさを意識すると、授業のねらい(計画→実装→評価→改善)と同じ流れで学べます。 (文部科学省)
5-1-2 記録を残す
**「やったこと/困ったこと/次に直すこと」**を毎回メモ。
学期末の振り返りにも役立ちます。
5-2. 「計測・制御」を家で体験するアイデア
5-2-1 micro:bitで始めよう
micro:bitは手のひらサイズの小さなコンピュータ。
MakeCodeというブロックエディターでブラウザからプログラムできます(日本語あり)。
Scratchに似た操作で始めやすいのが特長です。 (Micro:bit, Microsoft MakeCode for micro:bit)
5-2-2 家でできる例
- 温度でLEDの表示を変える
- 明るさで音を鳴らす
- ボタンでカウントアップ
入門の手順や教材は公式にまとまっています。 (Micro:bit)
6. よくある悩みQ&A
6-1. PCは必要?スマホ/タブレットでも学べる?
6-1-1 結論
入門はスマホやタブレットでも可能。学校の1人1台端末(GIGAスクール)の活用も進んでいます。ただし作れる幅はPCの方が広く、キーボード入力や開発ツールが使えるので、余裕があればPCがおすすめ。 (文部科学省)
6-1-2 いつPCに移る?
「キーボードに慣れたい/ブラウザの開発者ツールを使いたい/ファイルを整理したい」と思ったら移行の合図。最初はブラウザ完結の課題でOKです。
6-2. 英語はどのくらい必要?
6-2-1 心配しすぎなくてOK
最初は日本語の教材で十分。少しずつ英単語に慣れれば大丈夫です。Hour of Codeなど、日本語対応の入門も多いです。 (Code.org)
6-3. 週何時間が目安?続けるコツ
6-3-1 目安時間
週2〜3回 × 30〜60分でも効果あり。
大事なのは回数と完成です。
6-3-2 続ける工夫
- 毎回、3行メモを書く
- 月1つは作品を公開(GitHub Pagesなど)
- 友だちや家族に遊んでもらい、改善
公開のやり方は公式ドキュメントが分かりやすいです。 (GitHub Docs)
7. 保護者のサポート術
7-1. 「成果物ベース」でほめる・見守る
7-1-1 ほめポイントは“完成”
コードの量ではなく、遊べる・見せられる作品ができたらしっかりほめましょう。
エラーで止まっていても、どこまで進んだかを一緒に確認。
7-1-2 発表の場を作る
月1回の家族発表会をおすすめ。3分で説明→1分で感想。
改善のネタがたまります。
7-2. 費用と安全:課金/コミュニティ/情報モラル
7-2-1 課金のルール
有料サービスは期間・料金・解約方法を家族で共有。
オンラインのコミュニティでは、ニックネームや個人情報の扱いを再確認しましょう(学校でも情報モラルを学びます)。 (文部科学省)
8. 作って伸びる!中学生向け作品アイデア
8-1. ゲーム3題:シューティング/迷路/タイピング
8-1-1 シューティング
当たり判定と連射のバランスで遊びやすさが変わる。
まずはScratch、その後p5.jsで表現を広げてもOK。 (p5.js)
8-1-2 迷路
時間制限やアイテムを入れてドキドキ感アップ。
ゴール後にスコア表示を入れると達成感が出ます。
8-1-3 タイピング
正確さとスピードで点数計算。
語彙リストを変えると難易度調整がかんたんです。
8-2. Web2題:自己紹介サイト/クラブ紹介LP
8-2-1 自己紹介サイト
写真・好きなこと・作品リンクを1ページに。
文字サイズや余白を整えるだけで見やすくなります。
8-2-2 クラブ紹介LP
活動内容・大会予定・入部フォームを1枚に。
入力チェックを入れて使いやすく。公開はGitHub Pagesが手軽です。 (GitHub Docs)
まとめ
中学生のプログラミングは、「小さく作る→試す→直す」をくり返すのが一番の近道です。
学校では「D 情報の技術」で、ネットを使った双方向コンテンツや計測・制御、そして情報モラルまで学びます。
家でもこの流れをまねして、作って改善する練習をしましょう。(文部科学省)
まずは30日プランでスタート。
- 1週目:Scratch…ブロックをつなげてゲームを1本完成。すぐ動くから楽しい!(無料・ブラウザOK) 。(Scratch)
- 2〜3週目:HTML/CSS+JavaScript…自己紹介サイトを作って、ボタンや入力に反応する動きを足す。できたらGitHub Pagesで公開しよう。(GitHub Docs)
- 4週目:Python…身近な作業を楽にする短いスクリプト(例:ファイル名の整理)で「役立つ」を体験。
公開→感想→改善のループで、実力がどんどん上がります。学校の端末(1人1台)も上手に活用しよう。(文部科学省)
言語の選び方は目的でOK。
- ゲーム・表現:Scratch→(慣れたら)JavaScript
- なんでも屋:Python
- 見せる力:HTML/CSS+JavaScript
迷ったら「今つくりたい物」で決めて、小さく完成させることを最優先に。
学び方のコツは3つ。
- 1教材をやり切る(同時に多教材へ広げない)
- 3行メモ(やった/つまずき/次やる)で振り返り
- 月1発表(家族や友だちに見せる)
作品をネットに出す時は、著作権や個人情報に注意してね。(文部科学省)
余力が出てきたら、micro:bit+MakeCodeでセンサー遊びも最高です。
光や温度に反応させると、現実とプログラムのつながりがよく分かります(ブロック操作で簡単)。(Micro:bit)
最後に:完璧より、完成。
小さく作って公開→意見をもらって直す。
これを続けるだけで、学んだことが**「自分の武器」に変わります。
今日、このあと15分だけ**でも手を動かしてみよう。
Scratchを開く、index.htmlを1行書く、どれでもOK。最初の一歩が、明日の自分を大きくします。